長編小説 3−1 魔王様と知らない天井 >>次話 >>目次 >>前話 ********** ぼやけた視線が少しずつ焦点を結んでいく。 見えるのは曇り一つない真っ白い天井だけだけど。 「……この真っ白い天井は……知らない天井……だな」 かすれたような声が出る。 頭はぼんやりとしたま... 2020.10.31 長編小説魔王様の避暑地
長編小説 幕間 異世界勇者の召喚妨害 >>次話 >>目次 >>前話 ********** 「禍々しい術式じゃのお……」 黒紫色のワンピースに身を包んだ黒髪の美少女が、宙に浮かび遠くを眺めていた。 彼女の視線の先では太い光の柱が天を貫いており、一見したところでは非常に幻想的で美し... 2020.10.30 長編小説魔王様の避暑地
設定資料 魔王様の避暑地: 2章のあとがきと設定資料 異世界転移してたどり着いた僻地は魔王様の避暑地だった 2章あとがき ……2章が終わっても相変わらず魔王様がほとんど出てきませんでした。相変わらずのタイトル詐欺。3章こそは魔王様が出てきて、メインの登場人物になる予定です。 2章は女騎士のフィ... 2020.10.29 設定資料長編小説魔王様の避暑地
長編小説 2−6 女騎士とキングオーク >>次話 >>目次 >>前話 ********** 「逃げるっっ!! タカーシっ、トイレっ!」 同じ感覚を感じたのか、フィルが逃げの一手を指示してくる。 僕もフィルに完全に同意だ。 どう考えたって、今の僕たちじゃあいつには勝てそうにない。 ... 2020.10.28 長編小説魔王様の避暑地
長編小説 2−5 女騎士と森を進む >>次話 >>目次 >>前話 ********** 絶望の森に入ってから1週間の時が過ぎた。 これまでのところ僕らの旅は順調。 戦闘しながらの絶望の森の攻略は決して早いとは言えないけれど、着実に奥へ奥へと進めてはいる。 異世界トイレのレベル... 2020.10.07 長編小説魔王様の避暑地
長編小説 2−4 女騎士と秘密作戦 >>次話 >>目次 >>前話 ********** 「そうだな。何から話すべきかな……」 少しの間悩むように目をつむったフィル。 やがて、彼女のまぶたが開き、綺麗な碧眼があらわになる。 「隆は、異世界から来た、と言っていたよな?」 「はい。... 2020.09.22 長編小説魔王様の避暑地
長編小説 2−3 女騎士とオーク退治 >>次話 >>目次 >>前話 ********** 「ぶもぉぉぉぉぉぉっっっっっ!!!!」 丸太のように太い腕が僕に向かって突っ込んでくる。 「”魔断”!! ぅおおおおおっっっっ!!!」 【異世界モップ】に《魔断ち》のスキルをかけ、雄叫びと... 2020.09.21 長編小説魔王様の避暑地
長編小説 2−2 女騎士と異世界シェアハウス >>次話 >>目次 >>前話 ********** 「タカーシュっ……おはよー」 ブロンドヘアを乱したままの女騎士、フィリス・モートンが右側の個室から出てくる。 「ああ、そんな格好で出てこないでっ、しっかり服を着てくださいよっ、フィル……そ... 2020.09.20 長編小説魔王様の避暑地
長編小説 2−1 女騎士を助けよう >>次話 >>目次 >>前話 ********** 腕に抱えた柔らかな体をあまり揺らさないように気をつけながら、異世界トイレの入り口をくぐる。 「うぅうっっ……魔王めっ……」 悪夢を見ているのか朦朧としているのか、腕の中でぐったりとした彼女... 2020.09.19 長編小説魔王様の避暑地
長編小説 幕間 異世界勇者の召喚へ >>次話 >>目次 >>前話 ********** 重々しい空気に満たされる石造りの大きな部屋。 その最奥に置かれた豪奢な椅子に、一人の男が座っていた。 皺に包まれた男の顔は老人と言って差し支えのないものに見えるが、その目の奥に宿る光は鋭い... 2020.09.18 長編小説魔王様の避暑地