長編小説

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スライム繁殖・状態変換

1−4 それでも前を向いて歩き出す

>>次話 >>目次 >>前話 ********** 正直あの日どうやって家まで戻ってきたのかは覚えていない。 周りは授かった職業を喜ぶ子たちやその家族たちで賑わっていたと思う。 僕のこともメグが必死で慰めてくれてたとは思うんだけど、碌に反応...
スライム繁殖・状態変換

1−3 運命のその日、僕が得た職業は

>>次話 >>目次 >>前話 ********** 「それじゃ……父さん、母さん、行ってきます!!」 僕は部屋の片隅の2柱のモノリスに向かって挨拶すると、家を駆けでる。 中庭をちらっと見ると、いつだかから住み着いてしまったスライムがふるふる...
スライム繁殖・状態変換

1−2 拝啓お父さんお母さん、リートは元気にやっています

>>次話 >>目次 >>前話 ********** 「「ごちそうさまでしたっっ!!」」 マーシャさんの特性ミートソーススパゲッティをメグと同時に食べ終える。 「二人ともいい食べっぷりだねえ……リート、それじゃ私は食堂の手伝いに戻るけど、ゆっ...
スライム繁殖・状態変換

1−1 何はともあれ体を鍛える日々

>>次話 >>目次 >>前話 ********** 「やぁっっ」 可愛らしい掛け声を上げる彼女の、まっすぐな木剣の振り下ろし。 ──カーンッ 木剣のぶつかりあう音が響く。 手がビリビリと痺れるのを我慢しながら…… 「やるねっ、メグっ! 今度...
スライム繁殖・状態変換

プロローグ 幼馴染との別れ

>>次話 >>目次 ********** 外れ職業『スライム繁殖師』になっちゃったけど恩寵スキル『状態変換』で一発逆転 「ぐすっ……ひっく……」 俯き加減でも類稀な美貌をもつことを隠しきれていない少女が僕の目の前でむせび泣いている。 「……...
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3−6 魔王様と前回勇者の家

>>次話 >>目次 >>前話 ********** 慣れない山登りを続けることしばらく。 火山らしく岩石なんかが転がってる風景が続いてたのだけど、小さな川に草原、雑木林の広がるゾーンに入る。 草原をしばらく歩き雑木林に近づいたところでアシュ...
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3−5 魔王様で異世界トイレレベルアップ

>>次話 >>目次 >>前話 ********** 『トゥルーン……異世界トイレのレベルが10に上がりました』 火山の麓に呼び出した異世界トイレの前に僕は座っていると、そんな音声が脳内に流れる。 「おっ、やっぱりレベルが上がったかっ」 アシ...
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3−4 魔王様と前回勇者の日記

>>次話 >>目次 >>前話 ********** 「フィル……」 一足先にベジンへと旅立ってしまったフィルのことを思い出す。 彼女と絶望の森と死の砂漠の間で出会ったあの日……暖かな彼女を腕の中に抱え異世界トイレに向かう間、異世界にはこんな...
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3−3 魔王様と今後の方針

>>次話 >>目次 >>前話 ********** アシュリーは話を続ける。 「そういう感じでじゃな、スキルの書き込みを妨害したわけなんじゃが、メインの召喚術式の方はそうそう変えられなくての。人族の国ディノクが使った召喚魔法の元となっている...
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3−2 魔王様と異世界トイレ

>>次話 >>目次 >>前話 ********** 目覚めてから数日が過ぎた。 異世界トイレに行って【異世界ポーション水】を追加で飲んだこともあって、今では体の調子は前と同じく万全なものになっている。 目覚めてから特に何かがあったでもなく、...
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