魔王様の避暑地

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長編小説

2−1 女騎士を助けよう

>>次話 >>目次 >>前話 ********** 腕に抱えた柔らかな体をあまり揺らさないように気をつけながら、異世界トイレの入り口をくぐる。 「うぅうっっ……魔王めっ……」 悪夢を見ているのか朦朧としているのか、腕の中でぐったりとした彼女...
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幕間 異世界勇者の召喚へ

>>次話 >>目次 >>前話 ********** 重々しい空気に満たされる石造りの大きな部屋。 その最奥に置かれた豪奢な椅子に、一人の男が座っていた。 皺に包まれた男の顔は老人と言って差し支えのないものに見えるが、その目の奥に宿る光は鋭い...
設定資料

魔王様の避暑地: 1章のあとがきと設定資料

異世界転移してたどり着いた僻地は魔王様の避暑地だった 1章あとがき ……というわけで、ちょっと中途半端なところですが、ここで1章をおしまいにする事にしました。一応このお話の基礎設定のイントロがある程度済んだという事で、2章は女騎士さんとの絡...
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1−6 初めての異世界人

>>次話 >>目次 >>前話 ********** 「ここにっ、魔王が潜伏しているとの情報があるっっ! 我々はこのままこの絶望の森を突破し、そのまま魔王を撃破するっっ! 困難はあるだろうがっ、こうして死の砂漠を乗り越えてきた我々だっ! 我々...
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1−5 レベルアップっ!?

>>次話 >>目次 >>前話 ********** ゴブリンを倒しまくっていた一番大きな理由は、よくある異世界ものよろしくレベルが上がらないかなって期待。 そう、異世界といえばレベルアップ。 経験値を得ることで、全ての能力がアップしちゃうと...
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1−4 ゴブリン討伐しながらトイレで過ごす日々

>>次話 >>目次 >>前話 ********** 「グギャギャギャァァッッッ!!」 そんな奇声とともに、眼前に迫り来る炎の塊。 燃えるガスが軌道を描く火炎放射器とかとは違って、炎の玉としか言いようのないものが宙を飛ぶ様は、まさにファンタジ...
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1−3 初めてのゴブリン討伐

>>次話 >>目次 >>前話 ********** 引きこもっていた公衆トイレから出てくると、外はまだまだ明るい。 空を見上げてみると、地球で見ていたものより若干大きい気がする太陽が見える。 ……いや、ここは多分地球じゃないんだろうから、あ...
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1−2 トイレから出る準備をしてみよう

>>次話 >>目次 >>前話 ********** 空調が効いたままのトイレの中、僕は服を脱ぎ捨ててパンツ一丁になっていた。 公衆トイレで一人パンツ一丁になって一体何をしているのかって……別に変なことをしているわけじゃない。 ゴブリンから逃...
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1−1 異世界転移したってのにトイレに引きこもる

>>次話 >>目次 >>前話 ********** 震える足に鞭打って必死に走る。 地面を蹴る度に太ももにしんどい疲れが溜まって行くけれど、だからと言って休むわけにはいかない。 僕が目指すのは僕と一緒に転移してきた公衆トイレ。 ゴブリンのよ...
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プロローグ これはもしかすると異世界転移ってやつなのではなかろうか

「困ったなあ、これは……」 目の前に広がる光景に困惑を隠すことができない。 限界ギリギリで駆け込んだ公衆トイレ。 腹の中で暴れていた危険物は無事水洗トイレの中に処理することができた。だから、大切なもの、つまり大人の男としての自尊心とかは失わ...
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