外れ職業『スライム繁殖師』になっちゃったけど恩寵スキル『状態変換』で一発逆転
2章のあとがき
2章は『スライム繁殖師』という『ユニーク職業』の勉強をするリートくんのお話でした。本で学んでもよくわからなかった『スライム繁殖師』というお仕事ですが、実際にスライムと交流してみる中で少しずつ職業の様子がわかり始め、職業スキルである『スライム鑑定』を得ることもできました。早速数匹のスライムたちが仲間に加わったわけですが、3・4章あたりは仲間になったスライムたちが活躍しながらお金を稼いだり、街の人たちの助けになったり、なんてお話を書いていきたいなと思っています。
2章の舞台設定
【ラグシル王国】
主人公リートの暮らす国。王政。全般に善政をしいている。魔王率いる魔族軍との争いが頻発しているため、戦闘系の職業を得たものを優遇している。魔族軍との争いで親を無くす孤児が少なくないため、孤児を育てるための政策も充実している。孤児は各町で運営されている孤児院に入ることもできるが、後見人がいる場合は補助金を受け取りながら生活することもできる。
【タチーナ】
リトレとラグシル王国第二の都市イーズレリを結ぶ宿場町。
【オクサルビ教会・タチーナ支部】
オクサルビ教の教会が町の中心にある。職業授受の儀式はラグシル王国の全国民にとって重要な儀式である。職業関連の書籍を多く所蔵しており、信者ならば教会内にて閲覧することが可能となっている。
【黄金の鷹亭】
宿場町タチーナで一番の宿屋。看板娘のメグが王都に旅立ちいなくなり、宿の常連さんはがっかりしているのだとか。マーシャとマッツ夫婦の経営する宿は変わらずの人気。
【リートの家】
宿場町タチーナの山側の外れにある一軒家。周りの家とは少し離れた場所にある。裏山は野生動物こそいるものの比較的安全。常駐している魔物と言えるような存在はスライムしかいない。リートは幼い頃から家の裏山に入り慣れている。
2章の登場人物
【リート】
職業:『スライム繁殖師』(U)
このお話の主人公。ユニーク職業『スライム繁殖師』を勉強中であり、友好状態のスライムを増殖中でもある。インテリジェントスライムの『スラくん』が一番の仲良し。
【神官様】
職業:『神官』(C)
オクサルビ教会・タチーナ支部の神官。名前はまだない。職業に悩むリートの相談に乗る。全般にオクサルビ教の神官は高潔な人物が多い。
【スラくん】
主人公の家に居ついたスライム。実は【インテリジェントスライム】とかいうスーパーレア種のスライムだった。女の子。
【ポズちゃん】
ポイズンスライム。溶かして毒をすり込む《溶解毒液弾》を放てる。女の子。
【アドくん】
アシッドスライム。溶かして溶かす《溶解酸液弾》を放てる。男の子。
【ノビくん】
ノービススライム。動物の糞が好物というくらいで、これといった特徴はない。男の子。
2章のその他の設定
【職業レベル】
得た職業に関連するレベル。魔物との戦闘で職業レベルを上げることが可能。生産職業の場合は生産行為においても職業レベルは上がる。職業レベルを上げることで職業に関連した能力値がアップする。一般的に生産職業は初期のレベルアップが早いが頭打ちしやすく、戦闘職業は初期のレベルアップこそ遅いものの魔物との戦闘を続けることで高レベルを達成しやすい。
【職業スキル】
職業を得た後に使えるようになる、その職業に関連する特殊能力(スキル)。職業レベルをあげるか、職業特有の条件を満たすことで、職業スキルを得ることができる。
【スキルエナジー】
職業スキルを使うために必要な力。一定量が体に蓄えられていることが知られており、その使用量はスキルによって異なる。職業レベルを上げることで、スキルエナジーは増える。
【スライム】
とにかく脆い魔物。蹴っ飛ばしたら死ぬ。落っこちたら死ぬ。ぶつかっても死ぬ。耐久性がやや高い種もいる。
【スライム鑑定】
スライムの名前・状態・生物・年齢・好物・概要を知ることができる『スライム繁殖師』のスキル。
【溶解液弾】
スライムの基本スキル。溶解性のある体液を飛ばす。
ーーNo. PD
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