【web小説感想文】俺と君達のダンジョン戦争

アイキャッチ なろう

 

小説基本情報

【読了日と範囲】 2024年2月26日、272話まで読了

【webpage】 小説家になろう

【link】https://ncode.syosetu.com/n7977ee/

【タイトル】 俺と君達のダンジョン戦争

【作者】 トマルン 先生

【作品情報】 約66万字、連載中、書籍化、漫画化

【高評価ポイント】

登場人物のキャラ立て   ★★★★★
ダンジョン世界と未来世界 ★★★★★
多彩な戦闘描写      ★★★★★

小説感想

【感想】

小説内の宣伝で漫画化って書いてあったから作品情報のところを漫画化にしたんだけど、コミカライズと何か違う訳ではないんだよね? 最近だとコミカライズって言う人たちが多いだけ? あ、それともウェブ版か書籍版かで用語の違いがあったりするとか? まあ別にいいか。

 

この作品は最近ちょこちょこ日間ローファンランクの上位に上がってきていたので読んでみようと思った作品。最近の作品かと思ったら連載開始は2017年なのね。漫画か書籍の影響で再び上がってきた感じだったのかしら?

さて、本題のお話。ストーリーとしては並行世界の複数ダンジョンを国際政治絡めながら多国籍集団で攻略を進めつつ祖国のために資源を集めたりしてくお話。

上手だなって思うのはやっぱり序盤。出身国からのクエストをこなすっていうゲーム転生的なスタイルでサクサクとお話を進めていき、強烈な最強系ヒロインキャラの高嶺嬢を登場させることで一気に作品の中に没入させられてしまう。

割と最近でもそういう作品多いけどさ、強烈なヒロインなり主人公なりで序盤でガツンとやるとやっぱり読者さんを引き込めるんだよね。やりすぎると取り扱いが難しくなって途中からお話を作るのが難しくなったりするもんだけど、このお話は更にもう一人忍者ちゃんヒロインを追加しつつも、しっかりと現在までお話を綺麗にまとめつつ進行させている。お見事。それからついでに主人公のキャラもどんどんと濃くなってきている気がするね。

とまれ、そんな強烈キャラでの序盤のインパクトが残るうちに、どんどんと世界設定を大きくしていくのもお上手なところ。複数階層に渡って強化されていくダンジョン自体の設定、最強系の主人公側のキャラたちの成長、ゆるい協力関係にある他国との関係性、架空の未来地球らしき祖国を交えた国際政治……どんどんと世界が太く長くなっていくので、ここまできたら書きたいことをどんどんと書いていけばもう面白いよね、っていうステージをお見事に作り上げたなっていう印象。作者側の視線としてとても参考にさせてもらえることの多い作品だった。

それから戦闘描写が多彩なのも良いところ。肉体戦闘系最強の高嶺嬢、忍術系最強のヒロイン、機械操作系+戦術最強の主人公。それらを活かしてくれる、4つのダンジョンのさまざまなスタイルの敵たち。キャラをいっぱい出してまとめる戦闘シーンは書くのが大変そうだなあと感じてしまったりもするけど、読む方としてはとても面白く読める戦闘シーンでした。

お話としてはまだまだ先は長そうな感じだけど、このまま続きを読んでみたい作品だね。

–No.PD.

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