【web小説感想文】雑用付与術師が自分の最強に気付くまで 〜迷惑をかけないようにしてきましたが、追放されたので好きに生きることにしました~

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小説基本情報

【今日の日付と呼んだ範囲】 2024年1月08日、186話まで読了

【webpage】 小説家になろう

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【タイトル】 雑用付与術師が自分の最強に気付くまで 〜迷惑をかけないようにしてきましたが、追放されたので好きに生きることにしました~

【作者】 戸倉 儚 先生

【作品情報】 約46万字、連載中、書籍化、コミカライズ化

【高評価ポイント】

追放ざまぁテンプレ  ★★★★★
主人公のキャラ    ★★★★★
ダンジョンと能力設定 ★★★★★

小説感想

【感想】

最近の追放ざまぁは主人公の能力に気づかれないで順当追放されてから覚醒ってパターンが多い気がするけれど、この作品は主人公個人での活躍がきっかけになって追放っていうスタート。そのスタートから暗示されている……のかはわからないけど、支援系職業のチート主人公が個人でも最強になっていくという序盤の展開が爽快で面白い。

そういうわけで追放された主人公が新たなチームでしっかり支援系と戦闘での活躍をし始めるのだけど、中盤からは主人公の自我がどんどんとすごいことになっていって……ダンジョン系のお話を進めながら舞台もキャラもどんどんと大きくなっていく。

という感じの流れなわけだけど……この作品はやっぱり性格も設定も含めて、主人公のキャラがとても良いんだよね。設定カッツリで仕上げている支援系職業としての優秀さ、そしてそれを自己適用した時のチートっぷり。それで主人公無双させてるだけでも結構楽しそうなんだけど、実際にはダンジョン攻略を進める中で内向きな主人公の強烈な内面が顕になっていく様が少しずつ描写されていく。爽快系の主人公ってわけではないけれど、お話が進むたびに主人公がどうなっていくのかどんどん気になってしまう作品なんだよねー。

主人公の元々のキャラ、ダンジョンの声、使用能力の負荷、周りの仲間たちとの関係性……既に明かされているところも謎なままのところもあるけど、是非この先の主人公の変化と成長も楽しませていただきたいところ。

なろうの方では過去編で主人公と幼馴染賢者の背景描写が加えられて、現代に戻ってきたところでまだまだ最新話が更新されている。更新の折には続きをおっかけていきたい作品だね。40万字ほどとそんなに長いわけでは無いのだけど、内容密度の濃厚さ(作品設定の重厚さと主人公のキャラの濃さ)がすごくて文字数以上に楽しめる作品。おすすめ。

 

–No.PD.

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