【今日の日付と呼んだ範囲】 2023年1月15日、268話まで読了
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【タイトル】 乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル
【作者】 春の日びより(春の日) 先生
【作品情報】 約132万字、本編完結済み、書籍化、コミカライズ化
【作品スタイル】 女の子1人称で描く乙女ゲー転生ヒロインの異世界波乱万丈ファンタジー
【高評価ポイント】
テンポが良く読みやすい面白さ ★★★★★
主人公を始めキャラの尖り具合 ★★★★★
スキル設定を活かした戦闘描写 ★★★★★
【一行感想】 乙女ゲーヒロインがゲーム世界の流れを外れ仲間と絡み合いつつどんどん強くなるよ!
【感想】
130万字の壮大なお話なので、一読で感想を書くのはなかなかに難しいものだけど……とりあえず読み始めの序盤のテンポがとても良くて、最初からどんと面白い感じ。乙女ゲーのヒロインなはずなのに、紆余曲折あってゲームのシナリオに沿わない道を歩き始めたけど……それがまたなかなかのハードモードでありつつも、周りの良い感じの仲間キャラに助けたり、主人公つええ、だったりして、どんどんとお話が進んでいく。面白い。
こう序盤で掴まれちゃうと、この文量の大作でも一気に最後までいけちゃうもんだし、やっぱ書き始めは重要だよね、書き始め……っていうことを再確認させてくれた、そんな始まりでした。
このお話は基本的にそのまま読みのテンポが落ちないのが良いところだったな。乙女ゲーテンプレに絡めつつも、キャラも多いしスキル設定も濃いしで文字数以上に読むのに時間がかかってもいいところだと思うんだけど……実際には結構サクサクと読み進められる。これが描写力ってやつなのかしらね? もちろん100万字越えの作品なのでそれだけの時間はかかるわけだけど、文字数よりかはだいぶ早く読み終わったって印象。
中盤からは主人公最強系の色も出てきて爽快感も加えつつ、冒険者もの、学園もの、貴族もの、いろんなところのストーリーが絡みながらの展開。でもやっぱり描写が丁寧でわかりやすいので、迷子になることなく最後まで楽しむことができた。
主人公を中心としてたくさんの登場人物たちのキャラがよく立っていたのもその理由の一つかな。どんどんと人死にさせちゃうようなとんがったキャラもいるし……転生キャラも、正統派の異世界もの冒険者的なキャラも、コメディー系キャラもいれば、仲間になっちゃうモンスター系キャラまでもいる。あ、付け加えるならば、敵役の方もバリエーション豊富だったねー。
この視点から見るとこの作品キャラも異世界舞台も盛りだくさんだったのだよね。それからメインではないにしても恋愛系の描写も結構入ってるのか。このてんこ盛りの内容を乙女ゲーテンプレの流れの中でうまく書きまとめられてるんだから、そりゃ面白いわけだよねー。
あ、それから忘れちゃいけないのが戦闘描写か。いろんなスキルの成長と使用方法を中心とした戦闘描写もとても良かったのだ。最近の作品だとテンポ意識で戦闘描写をダイジェストで流す作品も多い気がするけど、しっかり描かれてる作品だとこれがばっちり強みになるのだよね。
成長過程の戦闘も良かったし、かなり強くなってからの戦闘描写も良かった。最後の方は最強俺つええレベルになってたと思うけど、バランスは良くてインフレどっかんはしなかったしねー。
うん、やっぱりちょっとまだ綺麗に感想をまとめるには頭がまとまってなかったかな。まあ、とても面白い作品だし、文字数よりはさくっと読めるので序盤だけでも読んでみることおすすめな作品。コミカライズ化もされてるみたいだけど、確かに漫画にも合いそうな内容だよねー。
–No.PD.
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