【今日の日付と呼んだ範囲】２０２２年１１月２９日、６３話まで読了
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【タイトル】 マイナススキル持ち四人が集まったら、なんかシナジー発揮して最強パーティーができた件
【作者】 小鈴危一 先生
【作品情報】 約２０万字、連載中（一年停止）、書籍化、コミカライズ化
【作品スタイル】 ハズレスキル持ち主人公１人称での追放逆転もの
【高評価ポイント】
マイナススキルシナジー ★★★★★
１０万字程の綺麗にまとまった１章 ★★★★★
ヒロインズのキャラ ★★★★★
【一行感想】 マイナススキルの相乗効果の設定がすごい！
【感想】
１行感想の方で終わりにしてもいいかなって感じなんだけど……その設定がすごいんだよね。
ハズレスキル追放ものがテンプレかして久しいわけだけど、多くの作品は主人公の凄さに気づけてなかったパーティーへのざまぁものになることが多くて、能力を見せつけることでのスカッと感が強調されることが多い。
まあそれはそれでとても面白いわけだし、この作品にもその片鱗がないわけではないのだけど……主人公（ヒロインズ）の持つマイナススキルのレベルは確かに追放を納得させるレベルのものなのだ。そしてそのマイナススキルの解決方法である他のマイナススキルとの掛け合わせっていうのが、爽やかで秀逸。
ストーリーとしてはアイテム求めのダンジョン攻略系で戦闘を中心に進んでいくわけだけど、仲間が加わるたびに綺麗に能力が上昇していくのが美しい。そしてその前提になるのがマイナススキルに負けず努力して培ってきた主人公（たち）の過去の努力……うん、とても綺麗な設定だよね〜。
読み応えもあって綺麗にまとまった素晴らしい１章でした。
雰囲気を変えて別キャラとの絡みを描いた２章もレベルは高いんだけど……とりあえず１章を読んでみるのをおすすめする作品。こういうふうにしっかりと設定考えて１０万字くらいにまとめるってのは、とっても重要なことだよね……なんてことを思わせてくれた良作品なのでした！
書籍化・コミカライズ化済みで一年更新なしってことなので、なろうでの更新はもうないのかな。まあ設定が設定だけに、雰囲気を保って続きを書くのはかなり大変そうだよねー。
–No.PD.
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