【今日の日付と呼んだ範囲】2022年11月9日、全552話読了
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【タイトル】 追放されるたびにスキルを手に入れた俺が、100の異世界で2周目無双
【作者】 日之浦 拓 先生
【作品情報】 約182万字、完結済み、書籍化、コミカライズ化
【作品スタイル】 男性主人公1人称の異世界追放もののループもの……を超えた壮大なお話
【高評価ポイント】
あらゆる追放設定 ★★★★★
お話の大きな展開 ★★★★★
しっかり完結! ★★★★★
【一行感想】 追放もの並べ系かと思ったら大きな展開の末に綺麗に完結したよ!
【感想】
いやー、完結までしっかり面白い長編だった。最近もう脳の調子がイマイチだから200万字レベルの話読むと最初の方とか忘れちゃうレベルで、レビュー書くのも大変なんだけど……まあ、最初から最後までずっと面白かったってことは確か。
追放ものがなろう小説の人気テンプレと化して久しいわけだけど、それならいろんな系統の追放もの全部書いてやれば受けるんじゃね……って思う人はいても、書く人はそんなにいないと思うんだよね。大変そうってのもあるし、それをうまいことひとつのストーリーにまとめられる人も少ないだろうし。
それをやってくれたのがこの作品ってことになるんだろう。大体章ごとに別れて綺麗に追放もののお話が完結してるんだけど、まずはこのひとつひとつの章が丁寧に描かれていて面白いっていうのが重要。追放ものは既にいろんな設定が面白くなるテンプレと化してるけど、とはいえそれをしっかりと面白く描くのはそう簡単なことじゃないと思うよ。しかもひとつじゃなくてたくさんだからね。
でもこの作品がすごいのはそれだけじゃなくて、さらにそのひとつひとつの章を乗り越える中で着実に全体の大きなストーリーが前へと進んでいくこと。特に序盤の50万字くらい(覚えてないから数字は適当)の展開の跳ね方は想像の範囲外って感じで新鮮に面白く読むことができたよ。
後半に入ってくると大きくストーリーが跳ねるって印象はなかったけど、完結に向けてしっかりと着実に話が流れてく感じで……最後のストーリーの終わり方もとても気持ちが良いものだった。いや、こういう話でしっかりと綺麗に完結させてくれるってのはとても読後感がよくて良いよね。話おっきくすればするほど完結させるの難しいもん。いやー、ほんとよかった。
書籍化もコミカライズ化も納得の素敵な追放ものストーリー。追放もの好きな人にもそうでもない人にもおすすめできる良作だと思います。
–No.PD.
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