【今日の日付と呼んだ範囲】2022年10月16日、110話まで読了
【webpage】 小説家になろう
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【タイトル】 バスタード・ソードマン
【作者】 ジェームズ・リッチマン 先生
【作品情報】 約44万字、連載中
【作品スタイル】 男性主人公1人称中心で繰り広げるほのぼの系異世界冒険者もの
【高評価ポイント】
ほのぼの冒険者日常もの ★★★★★
現代知識チート ★★★★★
料理と恋愛もあるよ ★★★★★
【一行感想】 隠れ強主人公のほのぼの異世界ギルドストーリー
【感想】
久しぶりになろうの日間ランクを上から攫っていたら、異世界(恋愛)に埋もれていた素敵なハイファンストーリーを発見。45万字となかなか肉厚な本だけど、日曜日だったので一気読みした。とても読みやすい文章なので、文字数の割にはサクッと読み切れた印象。
お話としては異世界転生した主人公が冒険者ギルドで中堅ギルドマンをやってる日常を描いていく感じ。全般に1人称での描写が丁寧で読みやすいから、普通に異世界冒険者日常ものとして面白い。随所にあるコメディー的な描写もとても良い感じ。
それに加えて、主人公に埋まってる設定も程よくなろう系読者心をくすぐってくれる感じだね。中堅ギルド員だというのに、隠されている(明かされてる部分もある)強さ。ギルドランクに比べればかなり強め、それ抜きにしても強め、そして隠された力を見せれば……と、まだ全ては明らかにされてないわけだけど、たぶん最強系でも問題ないくらいの強さがあるってことなんだろうかねー。この隠し方と見せ方がうまいっていうのか……良い具合に焦らされながら先が気になってどんどん読んでしまう作品だね。
戦闘シーン以外の設定と描写も作り込まれてる作品。異世界転生ものらしく使える現代知識をそれなりに覚えているって設定だけど、それを普通に明らかにはせずに利用していくっていう設定もユニークだった。まあ普通に大っぴらに現代知識チート無双してる作品も面白いとは思うのだけど、こういう細かな気づきを新しい設定やストーリーに結びつけていくってのは重要なことだよね。見習いたい。
それから異世界お料理系描写が結構濃ゆくて好き。異世界で微妙に素材なんかが違うなかでだけど、しっかりとお料理の描写をしてるわけで……あー、どんな味なんだろうなーとお腹が減るよね。このお話結構お料理シーンが多いと思うのだけど、どれもしっかり美味しそうに描写されてて良いものだった。
がっつき系ではないけどモテ系と言っていい感じの主人公とヒロインたち周りの描写も良い感じ。ハイファンはあんまりコテコテに恋愛描くと重くなっちゃったりもするものだけど、全く描写がないのも寂しいもので。この作品はストーリーの流れの中でメインの女性キャラと程よい絡みが描かれていくのがとても良い感じだと思う。なんといってもウルリカちゃんがいいね。程よく可愛い上についてるんだから尚お得。是非ともウルリカちゃんに主人公を争奪していただいて、ノクタにでも遠征してもらいたいところ。
なんて冗談は置いておいて……この作品は続きが楽しみ。ほぼ毎日更新してるみたいだし、しばらく追いかけてみようかな。他の作品もいっぱい書いてる作者さんのようなので、これは他の作品でも楽しませてもらえるやつなんじゃなかろうか。
–No.PD.
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