アマゾンのKDPで2冊目の小説を出版してみての雑感

アイキャッチ KDP

 

2冊め出してからしばらく経ったので少し考察。

KDP2冊目の売り上げの推移

出版の概要

文字数:72000字(だいたいkindle160ページ)

カテゴリ:小説系の一分野

価格:100円

KDPセレクト: yes

KDP unlimited: yes

無料キャンペーン: 出版後2週間後に2日。それから1ヶ月毎に2日、1日と実施。

売り上げ

有料売り上げ 0冊

無料ダウンロード 54冊

既読KENPC 986

 

1冊目に比べたら既読KENPがちょい上で直接売上が全くのゼロって2冊め。既読KENPは1冊目の3倍くらいだが、ページ数が多いからってのが大きくてより多くの人に読まれたってわけではない。少なくとも手にとった人は全員最後まで読んでくれてそうだった、ってのだけが今回の薄い希望。

というわけで、今回の作品はどうやら完全に読者層を外した、というか読者さんの検索キーワードみたいのに全く引っかからない、引っかかっても読まれにくい。そんな感じの割と致命的な外し方をしてしまったのかな。

他所の小説サイトなんかに比べて、KDPで作品露出させるってのは結構シビアなのかもしれない、ってのが今の印象。私の分野でもプロ作家がたくさん商業本を置いてるってのもあるし、作者読者の比もアマチュア作家がお客さんを取るのに結構厳しい状況なのかもしれない。

とはいえ、勝負してるのはセミ素人さんっぽい作者さんが結構売れてたりする分野だというのも事実。まだまだ諦めずに新作を出していきたいと思っている。

そういうわけで、今回の2作目ではKDPの販売戦略を学ぶのに得られるものは少なかったのだけど、せっかくなのでいくつか気づいたポイントだけ書いておきたい。

KDP2作目出版からの考察

ページ数はある程度書いといたほうがいい

発売最初に一冊分の既読が入ったときに一瞬だけ有料売れ筋ランキング入りした。今回は文字数で72,000字くらい、KDPのページ数で160ページほど。

うちの分野だとたぶん200ページくらい書いとくと、一人既読がついたときに瞬発力でそこそこランキング入できる可能性があるんじゃないかなと予想している(出版序盤の場合だけ)。上手くスタートダッシュがかけられれば、色々と捗る可能性も出てくる。

価格設定はこのレベルでは割とどうでも良さそう

テーマはずしたら100円でも全く売れないわけで、70%印税にできる300円で投げとく方がむしろいいかもと今は思っている。求められてるテーマ書かないととにかくスタートラインに立てないし。上手な表紙絵を書いてお客さんを呼べる人は話が別かもしれないけど。

そこそこ有料ランクに入れるようになったときにどうなるかだよな。ま、まずはそのレベルにたどり着かなきゃ話にならんな。

無料キャンペーンは必要、だけど長くする必要もない

一作目のときにそれなりに既読KENPがついてたのは、無料キャンペーンの後に”この本を読んだ人はこんな作品も読んでいます”ってやつの流入があったんじゃないかなと予想している。

今回最初は無料キャンペーンをやらなかったんだけど、この”この本を読んだ人は……”ってリンクがしばらく現れなかった。

アンリミテッドで読んでくれた人は少しいたはずなので、”この本を読んだ人は……”を出すにはそれなりに読者数が増えないといけないのかなー、なんて想像していたりする。

というわけで、これを引き込む目的で1−2日の無料キャンペーンをやっとくのはありなのかなー、と思っていたりするのだ。

ま、これに関してはもう数作品やりくりしてみないと正しいかはわからない。

ちなみに今回は無料キャンペーン中だというのにアンリミテッドで読んでくれた神のような読者様がいたりもした。

いずれにしろ一定数の固定読者がいるなんて場合でなければ、無料キャンペーン1・2日やっとくってのは悪くないストラテジーだと思う。

売れなくなった作品がスコップされるのはかなり稀

これがちょっと意外だったところというか、一旦ランキングが一定のレベルから落ちてしまうとまったくアクセスがなくなる。

よその小説サイトなんかだとめちゃくちゃ読まれてない作品でも、1日に数回くらいはスコップで掘り出されたりする。

KDPだと、これがない。買われないのはわかるけど、アンリミテッドのアクセスも完全に0になる。

作者の知名度がなさすぎるのか、作品のテーマやキーワードがアンリミテッドで掘り出されにくい感じだったのか。

このあたりもうちょっと継続的に読んでもらえるような作品を書いていきたいな、っていうのが今思っているところ。

 

さて、とりあえずこんなところかな。

そんなわけで3作品目はまた傾向を変えた作品を投稿してみようかと思っている。というかたぶん10冊くらい違うタイプの作品を書いてみる必要がある気がしてきた。よそから固定読者を大量に引き連れてくる、とかでない場合はKDPはそれなりに参入障壁は高いのかもしれない。

–No.PD

 

 

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